海藻とフコイダン

海藻に触れると、ネバネバした物質が指に付くことがあります。このヌメリ成分はフコイダンという物質でできていて、海藻の多くにはこのフコイダンが含まれているのです。このフコイダンですが、海藻は常に海の中で海水の影響を受け、揺らいでいます。そのとき、砂や岩などで、海藻が傷つくことがあるのです。傷つくと、そこから雑菌が侵入する恐れがありますので、海藻はそれを防ぐために、自分自身を修復する成分を持っているのです。それがフコイダンというわけなのです。

また、フコイダンは細胞同士を結合させる力が強く、細胞間粘着成分としての役割があります。これにより細胞が元々持っている免疫力などを効率よく活用することができ、常に元気な状態でいられるのです。また、海岸近くに生えている海藻は、引き潮になると乾燥してしまいます。フコイダンはこの乾燥からも海藻を守ってくれる役割も持っていて、海藻にとっては必要不可欠な成分と言えるのです。

その他にも、海藻は紫外線を浴びると活性酸素を発生させてしまいますが、そういった有害物質から組織を守る役割も、このフコイダンは持っているのです。このように、フコイダンは海藻にとっては重要な働きを持っていて、これはもちろん人間にも有効な働きをしてくれるものなのです。